CAD・CAM操作時間見積り(短時間・簡単操作)

大賀蓮の写真からステンドグラスを作る場合を例に、パソコンの操作時間見積りを行った。

完成した大賀蓮のステンドグラス

このステンドグラスを作るために行ったCAD・CAMソフトの操作時間見積りです。

操作時間見積もり例の接着ステンドグラス、例えば、大賀蓮

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区分けトレースソフを使って作成した型紙です。

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1. 区分けCADで、入力画像からデザイン図・型紙を作成

主な作業は、区分けトレース処理で、操作はラバーバンドを利用したトレース入力です。

完成した区分け図・デザイン図は、図形要素数207個・ピース数46個で構成されます。

   この区分けトレース処理に、およそ1.5時間かかる。

   画像取込・印刷・その他の処理に、およそ1時間かかる。

   ピース作成処理は自動化され殆ど処理時間は数秒です。

  計2.5時間

2. 多角形化CAMでガラスピースのNCプログラムを作成

主な作業は、多角形化シュミレーション(半自動化)で、46個のピースのシュミレーションに、およそ1.5時間かかる。

次に46本の切断加工用NCプログラムおよび46本の研削加工用NCプログラムの作成処理(半自動化)に、およそ1時間かかる。

さらに、カッターパス描画チェック(半自動化)、加工一覧表等の作成に、およそ1時間かかる。

計3.5時間

この例で、パソコン操作時間は、全体で約6時間です。

【注】10数年前のデータです。現在は、印刷時間等、大幅に短縮しています。

           

<CAD・CAMの特徴>

1 CAD・CAMは簡単操作、短時間です。

従って、安くて速い型紙・NCプログラム作成が可能です。

2 形を重視したデザイン処理に適した区分けCADです。

数値入力は、製品サイズのみです。

3 ガラス等硬脆性材料板専用の多角形化CAMです。

4 半自動化とは

設定値に従ったシステムからの最適なガイド(描画表示)に対する確定作業であり、処理の迅速化が目的です。
例えば、円弧の多角形化の場合、現在の条件設定値等からシステムが最適な多角形化を提案(描画表示)する。これに対するYES(クリックする)の確定作業です。
NOの場合は、条件設定値のない個別処理を繰返し確定します。

tokzu3.jpgのサムネイル画像

投稿日:2018年05月25日