ステンドグラスの新しい価値、半田付けしないガラス側面の美しさ
明日に迫ったプレゼン発表会(創業プラン実現支援塾プレゼン発表会と展示交流会【2月1日】)に、そわそわして写真を撮りに行く余裕も気分的になくブログネタを尽きてしまった。
仕方なしに、プレゼンのネタを紹介するとにした。
今回は、ビジネスプランの現状分析と課題及び解決した姿について。
先ず、現状分析として、従来の伝統的なステンドグラスは、手加工品質のガラスピースを半田付けして結合する商品づくり、なのでガラス側面は半田で覆われ見えない。この商品は、伝統的な半田線の美しさをウリにしている。ヨーロッパでは中世から続いていて、日本にも伝来しマーケットも存在し続け多くのファンがいる。
ただ、加工が難しいので、素材力を活かした新たな商品は育たなかった、と私は推測している。
比べて、日本文化の伝統的な和紙の場合、素材力のある和紙の加工が簡単なので、あらゆる方面に利用されるようになり、活かし切っている。
この和紙同様に、素材の美しいステンドグラスも活かし切りたい、と考えた。これが、私の考えの根本にあったように想える。(こう気付いたのは、開発を始めてからづ~っと後で、開発当初は、ガラス板のNC加工法の開発で一杯だった。技術開発できれば全てが前進すると想っていたが、これが間違っていた。振り返って思うに、技術開発よりも難しいのは"ステンドグラスの素材を活かしきって、楽しさや面白さで癒しや感動の感性ビジネスに結びつける過程"だと、実感している。ここには、実社会と深く関連した、例えばマーケティングのような分野まで検討しなければならない課題が待ち受けていた。)
話は戻り、素材力を活かしきるには、高品質のガラスピースの生産が大前提となり、立ちはだかった。
そこで、 高品質のガラスピースの加工法を開発した。つまり、ガラスに適した加工法の開発により、半田付けしないで、ガラス側面の美しさが見える商品開発が可能となり、主に接着する商品づくりで新分野・新用途開発しながら商品の種類を拡げる拡大・成長する事業戦略が生まれた。
きれいなガラス側面なので見せることが出来るようになった、と同時に多様な商品構造(柔構造・立体化)も可能になったわけである。
こうして、新しい価値"半田付けしない、ガラス側面の美しさが見える"商品コンセプトが生まれた。
この課題を解決した加工法が、多角形化NC加工法で、私が考え特許も取得している。さらに、この加工法を組み込んだCAD・CAMシステムを私が開発して持っている。このソフトウエアがないと、実質生産することが難しい。なので、真似の難しい商品、といっている。
話を戻すと、ガラス側面の見える商品づくりは、接着以外にも吊るす、穴を通す、結ぶ、袋に入れる、フィルムやネットに貼る等で、商品の種類を増やす販売戦略を可能にした。
つまり、従来の半田付けの平面に対し接着する平面へ、さらに、柔構造・立体化を可能にした。この中には、複層ステンドグラスやステンドグラス・モビール、ステンドグラス。ジュエリー等の世界が広がっている。
投稿日:2017年01月31日