逆光で撮った朝顔に、ステンドグラスと共通の透過光の美しさが
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風が運んできた朝顔の種が発芽したようで、家の前のつつじの植込みの中から朝顔のつるが伸び赤紫の花が咲き始めた。それを見て支柱を立てて上に伸ばすことにした。
写真を撮りたい魂胆でしたことだが、最近になって沢山の赤紫の花が咲き出し、ついブルーの花もあれば良いのになぁ、と、溜息が出てしまった。飛んできた朝顔に色の注文をつけること事態、無理難題なことなのに。
ところで、その赤紫の朝顔を、午前8時の陽光で撮ってみた。
陽光にレンズを向けると、真っ白な眩しさの中に真っ黒なシルエットだけが映し出され、太陽がそのままレンズに入っては写真にならない。
そこで、朝顔の花や葉の影に太陽を 入れて、逆光で撮った。
言い替えると、太陽自体を葉で遮って逆光で、パチリ。
たそがれ時の残照で撮ったような、はかなさの中にも力強さが感じられる写真になった、と想うががどうだろう・・・。
同じ朝顔を、順光でパチリ。
きれいで自然に見える写りになる。 が、見慣れた写真で・・・。
それを、反対側から逆光で、パチリ。陰影のあるコントラストの強い写真になった。
別のの角度から、順光でパチリ。やっぱり、きれいで自然に見える写りになるが・・・。なぜか、きれいなだけでは、物足りない感じがしている。
この現状に満足しない欲求が、逆光撮影に向っているのだろう。
ところで、マーケティングの話になるが、この現状に満足しない欲求を持つ人達は、どの分野に於いても存在する。珍しいモノや新しいモノなどの新しい価値を探し求める人達で、普及学で言うところのイノベータ層やアーリーアダプター層に該当する。
具体的には、現状に物足りず、本物指向や常にイメージアップしたい、グレードアップしたい、スキルアップしたい、自慢したい、ステータスを誇りたい等の潜在的欲求不足を抱えている人達である。
ステンドグラス加工品の顧客ターゲットは、これ等の人達が中心になっている。
話は戻り、それを、反対側から逆光で、パチリ。
好みによるものだが、この逆光撮影にはステンドグラスの透過光の美しさと共通する光と花の美しさがある気がしている。
投稿日:2016年08月26日