創業プランの新商品開発と販売戦略、どうにかまとまったのが・・・
私の創業プラン(ビジネスプラン)は、個々のサブシステムは以前からかなり具体化していたが、肝心のコアになる部分の商品開発と販売戦略がスッキリしない気持ちが強かった。これを何とかまとめようとしたが、ここ数年思うようにはまとまらなかった。
想い付いたアイデアの商品化では、計画性に欠け収支計画も作れなかった。需要予測的な方法での積み上げ売上予測は無理があるからだ。
そこで、次々と商品開発するスマートで総合的な計画的方法を、ここ数年しきりに考えた。すると、いろいろな欠点や不備が見えてくる・・・、さらにそれを解決しよう・・・、と、 と壺にはまってしまうことを繰り返した。
これは、理想を追い過ぎだな、と最近になって気付き、不備や欠点を解決してからではなく、妥協しながら解決を目指す現実的な方法にすべきだ、と反省した。
その結果、どうにかまとまったのが下記の新商品開発と販売戦略です。これで、創業プランもグ~ンと引き締まるはずで、創業に向けて大きな峠越えをした感じが強い。
販売戦略と新商品開発について。
品揃え展示販売を中心にした提案型のアプローチ(強みやひらめき提案型商品開発)で市場創造するネットショップ販売に加え、さらに絞り込んだ個々の見込客と問い合わせや対話しながら顧客創造する受注加工販売との2段構えの販売戦略になる。
前者(ネットショップ販売)は、標的市場に提案型の新商品を品揃え展示販売する方法で、関心のある見込客を①即、購買(ネットショップ売上)か、②問い合わせによる対話の窓口に誘導する。
つまり、品揃え展示販売は後者に誘導するトリガーの役割も兼ねている。
後者は、②問い合わせや③販売促進活動で出会った個々の見込客と対話を繰り返し受注加工につなげる顧客創造の販売方法になる。
さらに、顧客創造した受注加工品からヒントを深耕し、より絞り込んだ標的市場を設定し、新たな提案で新商品開発し、品揃え展示販売を充実することを繰り返しながら市場パイを広げ拡大・成長する循環型の販売戦略になる。
振り返ると当初、強み提案型商品開発(1.1)の品揃え展示販売を核にしたネットショップ販売戦略が中心だった。しかし、ここにきて前述の販売戦略に進化した。
ひらめき提案型商品開発(1.2)は、商品開発(デザイン)に無理もなく、リスク(在庫)もなくて良い。
特に、想い付いたプラン(アイデア)は、具体化し易く着実に実行(商品化)でき、販売につながる利点が大きい。
しかし、こだわりのセールスポイントを活かす方法でアイデアを商品化する方法でもあり、"想い付き"や"ひらめき"が前提になるため、偶然性に依存した一見まとまりのないバラバラな商品開発となり計画性に欠ける。が、それでも、現実に即した方法で具体化を最優先にしたベターな方法と、認識している。
他方、これまでベストな方法としての強み提案型商品開発(1.1)は、デザインやらいろいろな不備や欠点やらに目を向け過ぎたようだ。それ等を全て解決してシステムとして効率良く次々と計画的に商品化する包括的な方法にこだわり過ぎた。
気付かぬうちに完全主義の道を歩み、これが難しく創業の障害になっていた。
そこで、使える部分から試行錯誤しながら、長期的に取り組み完成度を高める方針に切り替えた。
ベストな完全主義でなく妥協した現実的方法で、不備や欠点を避け限界を見極めながら商品開発する方法も、スキルが求められるプロの道と考え直した。ベストや完全主義だけでは、創業のスタート台に立つことすら難しい、と実感した結果である。
この2方法を併用して、未開拓な新たな市場に注目し商品の幅を拡げる柔軟な新商品開発で市場創造にチャレンジしたい。
尚、強み提案型商品開発については、後述のステンドグラス加工品で記述する。
ここでは、ひらめき提案型商品開発で、セールスポイントを活かすアイデアの商品化を2例示す。
・ 積層接着ステンドグラス(剛構造・立体化の商品例)
(2枚の図案を重ね相乗効果を引き出す接着ステンドグラス商品。)
例えば、1枚の図案が爽やかな唇が並んだ図案、その上に、水仙や桜、ゆり、ハート等の図案を重ねて、若い女性が夢や希望に溢れる姿をモチーフにした商品。
ターゲットは、レストランや喫茶店等の接客施設のインテリア品市場。
・ステンドグラス・ピースを吊るしたモビール(柔構造・立体化の商品例)
メルヘンチックな童話の世界をモチーフにした『ステンドグラスのなる不思議な木』構想をステンドグラス・モビール+LED照明で製作した商品。。
ターゲットは、イルミネーションの装飾品市場。
投稿日:2016年07月28日