カンナの槍のようなつぼみと花の丸みとに、アンバランスの面白さ

 先週、赤いカンナの記事を書いて以来、黄色いカンナも同じように撮ってみたいと想い、心当たりの公園を探した。

 そして、うぬき公園近くの広瀬川沿いにある花壇で見つけた。が、背景に木々が入ってしまうのが残念と想いながらも撮ってみた。

 赤いカンナに比べると、サイズが半分ぐらいで大分小さく、花も咲き始めたばかりの見頃以前だろう。そんな、初々しい黄色いカンナを斜光で、パチリ。

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別のカンナを順光で、パチリ。いずれも未だつぼみが多く、これから見頃を迎えることになる。

 つぼみの根元になる節から、幾つものつぼみが生れる様子が直線的でぎこちなく見え、カンナの花の丸みに比べ、アンバランスな面白さを感じた。

 幾何学模様のような直線と曲線とのバランスも、少し欲しい気がした。でも相手は自然なのだから、無理な注文になる。

 この点、ものづくりは、自由にデザインして自然にないモノを創り出す面白さがある。

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一瞬、これカンナなの、と水仙のような雰囲気を感じながら、パチリ。

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アップで、パチリ。

 咲き出したばかりの3つの花が、一つの花のように寄り添い、小鳥の巣立ちをイメージするような光景に見えた。やがて、それぞれが一つの花として独立し美しさを誇ることになる。

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いずれの写真も、 幾つもの槍のようなつぼみが目立ち、期待感を抱かせる光景だった。後付けになるが、テーマは、槍のようなつぼみの多いカンナ、になったようだ。

 帰り際、西武公園の花壇で黄色と言うよりオレンジ色っぽいカンナを、青空を背景に、パチリ。夏の花らしく撮れた。

 カンナは夏の花、梅雨明けの頃、再挑戦したい。その時は、新鮮な初々しいカンナと違った華やかなカンナを期待している。

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投稿日:2016年07月11日