ノウゼンカズラは、小振りの朝顔に似たオレンジ色のカワイイ花
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境・御嶽山公園の帰り回り道すると畑の隅に真っ赤なカンナが。反対側の民家ではノウゼンカズラが満開で、その一部が塀を越えて咲き道路に花屑が沢山落ちていた。
この花は、一日花で次々に咲いては散り長い期間花の絶えないタフなつる性の花の木。そのせいか庭木に多く車で走っていると結構目にする。夏の間の花の少ない時期、長い期間オレンジ色の明るい花を咲かせることが人気らしい。
ところで、塀を越えたそのノウゼンカズラを撮ることにした。が、よく見ると、しらっ茶けて見頃を過ぎたようだ。これから萎んで行くのだろう。そんなしらっ茶けた花々を、パチリ。
私には、ノウゼンカズラの風景はイメージできるが、花の形のイメージが未だぼんやりとしか浮かんでこない。
昨日は赤に近い鮮やかな色だったに違いないが、今はオレンジ色、そして明日は花屑に、と一日花の命の短さを訴えているようにも・・・。
ノウゼンカズラを見ると、初々し花もあれば、艶のある花もあり、歪んだ花もあり、と、いろいろある。これを移ろいの過程であることを忘れると、どれが本当なのか、と勘違いしてしまうようだ。全てが本当だが、一般的に艶のある見頃の花の形に興味を持ち想像するだろう。
そこで、はっきりした花の形を撮ってみたら、割とカワイイ花とわかった。ノウゼンカズラは、小振りの朝顔に似たオレンジ色の割とカワイイ花、と想った。
さらに、ノウゼンカズラの花図案をイメージして撮ってみた。何となく唐草模様やアイヌ文様がオーバーラップしてくる。
花と花とを結ぶつる。そのつるは自由で際限なく伸びる無限を想わせる。他方、トゲのような存在も気になり緊張感も感じさせる。ここから、味のある花図案が生まれそうな気がする。
投稿日:2016年07月07日