たちあおいの花が咲き、美空ひばりの歌う人生一路が聞こえてくると

6月初め、波志江沼公園で睡蓮を撮ろうと出掛けたが、睡蓮の葉が生い茂り重なり合う光景に比べ花が少ない気がした。

 それに、込み込みした写りになる、と想い撮らなかった。

 ここは、撮影条件が厳しく睡蓮の花までの被写体距離が最短でも15m位あり、内緒で柵内に潜り込んでも5mはある。なので、余程チャンスに恵まれない限り私の安いデジイチでは気に入った写真は撮れない、とカメラのせいにしている。

 しかし、予期しないお土産もあるのでダメモト精神で、あきらめずに時折立ち寄りウオーキングを兼ねウオッチしている。

 今回、公園沿いの民家の庭に、ここ2年程見当たらなかったたちあおいの花が咲き出していた。新たに種を蒔いたのかもしれない。

 何はともあれ、許可を得て撮ることができラッキーな思いに浸った。

先ず、茎の天辺に近い初々しい花をアップで、パチリ。

シワシワの薄い和紙を切ったような花弁の花で、風に吹かれてゆがむ姿にキャシャな様にも見えるが、見た目よりもズ~ッと強そうだ。

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さらに、アップで、逆光で。花芯に光が宿っているように見え、和の花のイメージよりも、むしろ造花のようなイメージに見え・・・。

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場所を変えて、沢山咲いている賑やかな光景を、パチリ。

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さらに、アップで、パチリ。

 梅雨時期に咲く花の筆頭にあじさいが知られているが、たちあおいも負けずに美しい、と想っている。

 しかし、年々減り続け珍しい花の仲間入りするのでは、と危惧している。公園などでは、最近殆ど見掛けなくなり、たまに銭あおいを見かける程度になっている。

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私には、故人の笑顔と重なる親しみのある花だ。

 たちあおいの花が咲き美空ひばりの歌う人生一路が聞こえてくると、おら~市川でひばりの後を追うように死んだ・・・、故人を偲ぶことにしている。その時期は、毎年梅雨本番の6月下旬の頃になる。

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投稿日:2016年06月14日