うぬき公園、桜吹雪の花屑が淀みに浮かび、流れ出し花筏の世界
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先週土曜日(9日)の時点で、近くの桜は満開を過ぎて散り始めていた。今年の桜見物は天候に恵まれなかったと振り返り、うぬき公園の桜を撮りたかったな、と未練が残った。
午後3時過ぎ、思案だけでは解決しないと、思い切ってうぬき公園に行くことにした。ダメモトでもウオーキングになる・・・と、午後2時過ぎの遅い決断だった。
うぬき公園らしい桜を撮りたい、とキョロキョロしながら園内を探し歩いた。今までにも数回挑戦したが大人の目線ではありふれた光景に見え、樹齢も若く真っ直ぐな素直な幹が多く正直なところ私みたいなひねくれ者はもの足りない感じで撮らなかった。
ふと、小川に目をやると、桜の花弁が川面に散って、花筏(いかだ)の状態だった。
即座に、今回のテーマは親水公園らしく"小川と桜"をテーマにして撮ろう、と決めた。
小川は、手前に向ってゆっくりと流れ、花屑が川辺に散っていたり小さな淀みに浮いていたり、流れに乗って花筏のように流れていたり・・・と花屑の描き出す小宇宙を感じた。
見上げると、桜は既に盛りを過ぎて花数も少なくなり枝や薄茶色の若葉が目立ち始めている、若葉のシーズンに衣替えが忙しいようだ。
見下ろすと岸辺の草の緑と白い花屑が流れに沿って模様を創り出している。
川の流れと岸辺の桜並木を、一本道をイメージして撮ってみた。右奥の建物はいせさき市民病院。
のどかな春爛漫の好日の風景だ。
カメラを引いて角度を変えて桜並木背景に入れて公園の雰囲気を撮ってみた。
真最中の桜吹雪風景をアップで。花屑が淀みに浮かび、やがて流れに乗って流れ出し花筏の風景を作り出している。
小さな花屑の美の世界を形成していた。
投稿日:2016年04月15日