曇天下の桜と松風景に、華やかさと言うより寂しさの色濃い残像が
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曇天に時折北の空に明るさが増す空模様の4月1日、混むだろうと予想し9時前に華蔵寺公園に行くと、駐車場は未だ6~7割空いていた。
華蔵寺公園は桜やつつじの名所だが、今回は、桜と松をテーマにした写真を撮りたい、と以前から決めて臨んだのだが、実際に景色を眺めるとこの空模様では・・・、とがっかりした。そこでウオーキングのつもりで隅々まで歩くことに切り替え、3時間ほどぶらぶら歩き回った。
園内でも遊園地の反対側(東側)は、静かなお花見が楽しめる。
テーマにしていた"松と桜"風景をパチリ。が、暗いイメージの写りだったので画像加工で明度を上げたら水墨画風になった。
次も、同様で明るく明度を補正した。
松の曲がりくねった幹は、折れたり傷んだりした部分を剪定し風雪に耐え生き残った姿。オーバーに描かれた屏風絵にもありそうな構図と想いパチリ。見た目の薄曇りの空は明度補正で青空が現れた。
今では、松枯れや大雪等の被害が深刻で寂しい、滅びの美学が重なり印象に残る風景を醸している。
公園の北側に長い滑り台があり、子供達に人気のエリアがある。その光景を上からパチリ。松の姿が減っているのが、この光景からも伺える。最近では一昨年の松の大雪被害が甚大だった。
滑り台の下から見上げてパチリ。 数年前は、観覧車も少ししか見えない位松が茂っていた。正面の数本の大きな松、大事にしないと、後年悔やむことになると思うが・・・。
曇天下での桜と松風景は、華やかさと言うより寂しさの色濃い残像が印象に残っている。
投稿日:2016年04月05日