2輪の椿は萎んでいるが、咲き切った満足感の滲みでた美しさに
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昨日の続きになるがいせさき市民の森で、河津桜を撮って帰ろうと駐車場に向う途中、2輪の紅い花が目に入った。株立ちしている7~8本の幹、全てが50cm~1m位の高さに短く剪定されていた、その幹にだ。
葉も黄味掛かった状態で、遠目にサザンカの終いの姿のように見えた。その光景に、ハッとしマンネリでない新鮮な印象を受けた。
そこで、近付いて見ると、紅い椿の花の咲き切った姿、思わずパチリ。下向きで背景を芝生にして撮った珍しい構図の写真になった。 それは、心象写真を撮ったような気分だった。
さらに、河津桜を背景にして撮ってみた。2輪の椿の姿は、萎んでいるというより、むしろ咲き切った満足感の滲みでた美しさに映った。
冬の厳しさを乗り越えた早春の静かな歓喜を秘めた美しさを映し出していた。内面の美しさをしみじみ感じた景色だった。
投稿日:2016年03月07日