イルミネーションのカラー豆電球か、と近づくとカラスウリだった

師走のぐんまフラワーパークは、人影もまばらで閑散としていた。ダリア園では、球根の掘り起し作業が進んでいる一方、隣ではチューリップの球根の植え付けも進んでいた。ダリアに代わり4月になると、きれいなチューリップ花壇になる。

至るところで剪定作業や掃除も終わり、お正月を迎える準備が整ってきたようだ。

 で、歩いていて気になったのが、昼間見るイルミネーションの配線。

複雑に入り混じった小枝の間に、イルミネーションのカラー豆電球を見つけた、と近づいてみると、カラスウリだった。

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次も、イルミネーションの配線とカラー豆電球のように見えたが、カラスウリとつるだった。

花の少ない時期になると、今まで気付かなかったような些細なものまで目が行き届くようになる。

このカラスウリがいい例だ。

今までに、何度となく通っているコースなので目に入っていたはず、それを無意識のうちに無視したに違いない。 そう考えると、人は心で物を見て無意識のうちに必要な情報を中心に選択している様にも思えた。関心のないモノは見ていても無視しているのだろう?

そう考えると、何だかカラスウリに申し訳ない気がした。

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冬桜の花も満開に近いようだ、その枝にからみつくオレンジ色のカラスウリ。冬桜の白い花が一層地味に見える気がする。

今が、カラスウリの一番輝く時期。枯れてオレンジ色になってから輝くカラスウリに、何だか熱いジィ~ンとくるものを感じた。良い根性している。

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投稿日:2015年12月28日