8月のあかぼり蓮園、グロテスクな花托にも商品としてのニーズが
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8月のあかぼり蓮園は、連日の猛暑のせいもあり閑散としていた。
最盛期の頃の華やかな蓮花風景は影を潜め、大きな蓮葉の緑のうねりや林立するグロテスクな花托が目立つ風景に変わっていた。
それでも、何か面白い写真が撮れないか探したが見当たらなかった。
ふと見ると、目の前の花托も既に茎まで枯れている。覗いてみると蓮の実も落ち蜂巣も半分空になっていた。で、・・・悪戯を想いついた。
枯れた花托を折って蓮の葉の上に置いてみた。さらに、別の花托のまだ青い実を2個ほじり出し、枯れた花托に差し込んでみると、実の大きさが違う・・・。
葉の放射線状の緑の水の通り道が、置いた花托の後光のようで、グロテスクな花托が身近なおもちゃのように見えるから不思議だ。
実がなければ、レンコンの切り口と同じ、こんなイメージの家紋はあるのかな?
この花托は、生け花やアレンジメントとして、マロニエの実と同じように人気があり商品としてのニーズがある。グロテスクのイメージは希薄なのだろう、人様々だ。
美女と野獣の例もあるので、定番の美しい蓮の花の写真。これには文句なく癒される。
美しい蓮の花は、これが今年最後になるだろう。
投稿日:2015年08月09日