華やかなノウゼンカズラには、チクリと痛いトゲのような魅力もある
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12日の日曜、荻窪公園、大胡ぐりーんふらわー牧場、ぐんまフラワーパークと赤城山南麓を巡ったが、想ったような写真は撮れなかった。
渋々帰路につき、ついでに波志江沼公園も一巡したが、撮らず終いだった。
その代り、ドライブとウオーキングとで6時間。その間に10Km以上歩いたろう。35℃の炎天下でも、自然を満喫するウオーキングは苦にならない。
波志江沼公園を出ると、すぐノウゼンカズラのオレンジ色が輝いている光景に出くわした。道路沿いの民家の垣根を覆うように生い茂って咲き周囲を圧倒していた。
即座に撮りたい。駐車場所探しに折り返し・・・、近くの集会所に駐車。
青空を背景にしたノウゼンカズラの花。今が見頃でオレンジ色に輝いていた。その花模様は華やかだ。
この花には、花が散った後に残る折れ曲がったぎこちなく見える枝が残る。このトゲのように見える枝が何とも不器用な枝に私には見える。
一つ一つの花は美しいが・・・、全体を見ると、どことなくスマートさが欠ける気もするが、そう見える角度から知らず知らずに撮っていたのかもしれない。
むしろ、ぎこちない不器用さに、興味を持って見ているせいかもしれない、と気付いた。
こちらは至って自然に見えるノウゼンカズラの花。これが自然な写真だろう、とへそ曲がりなカメラアングルを少しだけ反省。
ノウゼンカズラの咲く風景。
ノウゼンカズラは、つる性植物なので、近くにあるものにまとい付き伸びてゆく習性がある。
一方は電柱にパラサイトし・・・、他方は庭木にまとい付き伸びている。
垣根にまとい付きながら咲くノウゼンカズラには、ぎこちなさも不器用さも感じられない。
ところで、なぜトゲみたいな枝にこだわったのか?
多分、野次馬根性旺盛な私の中に、刺激を求める強い潜在欲求があったに違いない。それがトゲのイメージと重なったのだろう。チクリと痛いトゲの感覚は緊張感のスリルでもある。
と言うことはスリルや刺激を求める花好きな女性がターゲットの場合、モチーフはチクリと痛い花のトゲのイメージ、この場合のベネフィットは程良い緊張感の心地良さ、危険なアバンチュール・・・、と極端に稀なケースを想像した。。
投稿日:2015年07月16日