ハンゲショウの灯や河骨の花と睡蓮の水面の静けさに、想う
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伊勢崎市赤堀地区で竜巻被害(6月15日)があって以来、雷や突風などの不安定な天候が続いて予報でも相変わらず不安定な天気、と繰り返していた。
が、6月20日、予報が外れ晴天に。朝、北の赤城山を望むとクッキリと見える。
早速、ぐんまフラワーパークへ、ウオーキングを兼ね花を撮りに行く。出来れば足を延ばして大胡ぐりーんふらわー牧場のあじさいも撮りたい、と想った。
しかし、家から20Km北の赤城山麓に近付くにつれ怪しげな空に変わっていく。予報通り積乱雲が湧き上がる空模様となり、赤城山は見えなくなった。
さらに、発達した黒い積乱雲まで見え、予報を甘く見たことに気付いた。
仕方なく、ぐんまフラワーパークで、風の強い曇天の下で撮り、直ぐ帰宅した。
写真は、菖蒲田に割り込んで咲くハンゲショウ、白粉のような葉にフォーカスしたら、夕闇の景色のようになった。所々で上に向って伸びている細長い不気味なものは、花菖蒲の葉。
少し、ズームアップすると。
花でなく、葉の灯す明かりを感じた。落ち着いた温もり・・・、葉で想い出したのは蓮葉だった。
葉に比べ、地味な花。常識を覆すような花なのだが、これでバランスがとれるのだろう。
見頃を過ぎて萎み始めた花菖蒲と、睡蓮風景。 静けさを狙ったが。(月並み?)
これも、静けさを狙って撮った河骨(こうほね)の花と睡蓮の葉、それに水面に映る影・・・、何故か心の奥底に沁み込んでくる・・・凛とした侘びしさか。
投稿日:2015年06月27日