ナンジャモンジャの花、ハンカチの木の花、雪餅草の花の苞
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いせさき市民の森で、藤の花を撮った後ウオーキングを兼ねて歩いていると、見慣れない白い花の咲く木が、一本だけポツンと目立っていた。
咲いていない時期は素通りしている所で、雪を冠ったような花に視線は集中した。
近付いてみると名札が掛かっていて、"ヒトツバタゴ" とあった。よく見ると別名"ナンジャモンジャ"とも。
ナンジャモンジャは、聞いたことのある言葉だった。が、"ジュゲム"のような落語の話だろう、と想っていたので、花の名前との落差にびっくりした。
そこで、ネット検索してみると、落語でなく日本昔ばなしだった。
人を食ったような名前だが、国の天然記念物に指定されている木もあり、絶滅危惧種でもある。
雪を冠ったような・・・もだが、私には真綿を冠ったようにも見えた。子供の頃、布団、座布団、ドテラなどで綿を頻繁に使っていた頃の生活が浮かんできた。
ぐんまフラワーパークで、ハンカチの木の花に遭遇した。
よく見ないと、葉陰になり白い花を見逃してしまう。私が写真を撮っていると、近くの人も気付いたようで寄ってきて撮り始めた。
これも、変わっている面白い花だ。風に吹かれて形がいろいろ大袈裟に変化する、憎めない妖怪のような面白さを感じる。(妖怪は見たことがないが)
受け売りになるが、
花の特徴は「白いハンカチのように見えるのは2枚の苞(葉の変形したもの)である。苞は初めは黄緑色で、だんだん大きくなって白くなる。この苞に包まれてつけ根の部分に花のかたまりがある。
また、苞(ほう)とは、植物用語の一つで、花や花序の基部にあって、つぼみを包んでいた葉の ことをいう。苞葉ともいう。
苞のことで浮かんできたのが雪餅草で、私が仏様のように見えたのは、どうやら苞のことらしい。
それも、、仏炎苞(棒状の花を包み込む苞を仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたもの)。
雪餅草のイメージは、あながち的外れでなかったようだ。
また、水芭蕉の花と想っていた白い部分も苞で、花は棒の部分だ、そうだ。
投稿日:2015年05月08日