小枝は全て剪定された幹と大枝だけの柳に、線の持つ緊張感が・・・

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いせさき市民の森を散歩していると。

花も少ない時期なので、万作や梅に注意しながら・・・、それとネコヤナギを忘れるところだった。

少し歩くと、もくれんの冬芽が気になり、近付くと、うぶ毛で包まれたままだが大分膨らんでいる・・・、と。隣に目をやると、大木の柳の木、大胆に剪定されていた。

園内でも、楠と競う程、目立つ存在だったが、一回り、いや二回りも小さくなった印象だ。

そこで、50メートルぐらい離れている別の柳に目をやると、それも剪定されていた。 

思うに、昨年、この時期に大雪が降り、大木が倒れたり、幹や枝が折れたり、と大被害になった。

その大雪対策だろう。が、この剪定で、風景が一変したイメージを、写真に撮った。

隣の欅の木の毛細血管のような線状の枝に比べ、小枝は全て剪定された幹と大枝だけの柳だが。ここには、丸みを感じさせるものはない。

線の持つ、特に太い線の持つ緊張感のある風景なのだ。

この風景に向き合って、さらに空っ風に吹かれると、『これは、荒野だ』と、意味不明な感情が押し寄せてくる。

理由はどうあれ、俄然、反骨精神が湧いてくるのだ。

大きく深呼吸して、なにくそ、と立ち向かう姿勢が自分の中に出来上がり、戦闘モードになる。

この、気分の高揚が、私はとっても好きだ。

大袈裟に言えば、生きている感じだ。

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3年前の3月中旬に撮った柳の木。河津桜が咲き始めの頃。 

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もくれん越しに撮った柳の木。これも5年前の3月下旬に撮ったもの。

今年は、どんな風景になるのか、楽しみだ。

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投稿日:2015年02月09日