華蔵寺公園の松と黄葉した銀杏に、小さな晩秋を見つけた
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華蔵寺公園で伊勢崎菊花展を撮った後、雲一つない晴天の下で園内を散歩する。と、遊園地脇の銀杏が黄葉して眩しいくらい輝いていた。隣の松も濃い緑色が負けじと鮮やかだった。
青空、緑の松、黄色の銀杏は、色のバランスもよくメリハリがあり、互いに引き立てあっているようだ。
華蔵寺公園に小さな晩秋を見つけたような気分になった。
ファインダーを覗くと、右下の黄色のウサギのようなオブジェ?に気付き配置した。散歩時は、全く目に入っていなかったものだ・・・。
カメラを右に振ってズームアップすると、今度は、オブジェの位置が気になり出した。
意識する・・・と、異なる景色が見えてくるようで、不思議だ。
これが、好奇心なのかな・・・?
遊園地の観覧車を背景にした銀杏。
落葉してマダラになった葉に、陽だまりと木枯らし・・・否、自分自身のたそがれが重なってくる。
やっぱり、秋、いや晩秋・・・、空っ風の冬、寂しさの前触れのようだ。
これから、寒さとともに心にすきま風が吹きこんでくる辛抱の時期になる。
緑色のイメージは他を際立たせる効果がある、と言う。ここでの松は、銀杏の引き立て役に違いない。が、希望の色のはずの黄葉なのに、人生のたそがれと重なっている。
無常観の世界に引き込まれてゆくようで、心を強く持たねば、と・・・。
投稿日:2014年11月22日