華蔵寺公園の松と黄葉した銀杏に、小さな晩秋を見つけた

  • 関連キーワード:

華蔵寺公園で伊勢崎菊花展を撮った後、雲一つない晴天の下で園内を散歩する。と、遊園地脇の銀杏が黄葉して眩しいくらい輝いていた。隣の松も濃い緑色が負けじと鮮やかだった。

青空、緑の松、黄色の銀杏は、色のバランスもよくメリハリがあり、互いに引き立てあっているようだ。

華蔵寺公園に小さな晩秋を見つけたような気分になった。

ファインダーを覗くと、右下の黄色のウサギのようなオブジェ?に気付き配置した。散歩時は、全く目に入っていなかったものだ・・・。

matu46.jpg

カメラを右に振ってズームアップすると、今度は、オブジェの位置が気になり出した。

意識する・・・と、異なる景色が見えてくるようで、不思議だ。

これが、好奇心なのかな・・・?

matu47.jpg

遊園地の観覧車を背景にした銀杏。

落葉してマダラになった葉に、陽だまりと木枯らし・・・否、自分自身のたそがれが重なってくる。

やっぱり、秋、いや晩秋・・・、空っ風の冬、寂しさの前触れのようだ。

これから、寒さとともに心にすきま風が吹きこんでくる辛抱の時期になる。

matu48.jpg

緑色のイメージは他を際立たせる効果がある、と言う。ここでの松は、銀杏の引き立て役に違いない。が、希望の色のはずの黄葉なのに、人生のたそがれと重なっている。

無常観の世界に引き込まれてゆくようで、心を強く持たねば、と・・・。

matu49.jpg

ハローグラス・トップページへ

投稿日:2014年11月22日