閉園間近のダリア園、どの花からも精神性を感じる美しさ・・・
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閉園間近なダリア園は、華やかな中にも目を凝らすとそれなりにシーズン終了の兆しが現れている。
台風や木枯らしの影響で、無残にも花の形が変わってしまったものもある。が、ことさら、そのリアルな光景を撮るつもりもない。
花の写真は、美しさが第一、と想っている。
地面スレスレに咲いているダリア、折れ曲がった枝なのに上向きで健気・・・が、よく見ると下で支えるもう一つの花が少し見える。支えている花は、見えない花なのにより美しく感じた。
葉模様の中に咲く尖ったダリア。優しさだけの花より、この尖りの持つ緊張感が良い。
折れた枝に咲くダリアの花、倒れて地面に・・・、昨夜の木枯らしのせいだろう。 まだ、瑞々しいのが気になる。笑顔を心掛けているようで、たまらなく切ない美しさ。
地面に横たわるダリアの花、2輪。 これも運命・・・、と受け入れている美しさか。
地面に叩き付けられたダリアの花、2輪。無念さを抑え輝く、忍の美しさ?。
地面に横たわる満開のダリア、咲き切れずに終わるつぼみ、咲き切って萎み始めた花、皆一様に笑顔で美しく見えた。この静寂な空間の明るさこそ、見事な美しさだろう。
どの花からも、精神性を感じる豊かな美しさを感じた。
投稿日:2014年11月08日