年次売上予想を作成し、3年後の売上目標となるゴールに設定した
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事業計画表(収支計画の基になる事業計画表を作成し、売上計画・・・)に従って年次売上予想を試算すると下表になった。
計算方法は、月次売上予想*12ヶ月をタイムラグ分調整したもので、一年目は、3か月分の売上168万円しかなくNC稼働率も13%と低く、創業時の雑用を考慮した。
つまるところ、最低一年分の運転資金は必要になる、ことがわかった。
二年目は、タイムラグの影響割合も小さくなり1030万円、三年目で正常になり2040万円の売上予想になった。
表面上、倍々ゲームの急成長にも見えるが、売上計上のタイムラグも大きく、一~二年目は、創業立ち上り時期の品揃えの試行錯誤期間とみている。
内訳をみると、客単価の寄与率が40%と高いが、高付加価値に比例した客単価にシフトしている。コンバージョン率の寄与が36%、訪問者数の寄与率が24%となる。
三年目の客単価(ガラスピース数5~9個)を標的商品・価格に設定しおり、さらに客単価の高いコラボ商品の売上も見込んでいる。また、品揃えも一段落する、とみている。
これでも、NC稼働率は、50%前後で余裕がある。
三年目の売上予想2000万円を見て、実現可能な手の届く数字と思えた。これなら、遊び心も伴なう余裕も生まれそうだ。
以前、東京・四谷で経営していた受注開発のソフトハウスは最高時の年商が1億5000万円あったが、その分リスクも大きく苦労した。
売上額を小さく利益を大きく、がストレスのない経営、と実感していた。
そこで、この売上予想を、目標(ビジョン)に掲げ3年後のゴールにした。
次に、悲観的シナリオの場合の年次売上予想を試算すると下表になった。
一年目は、3か月分の売上168万円で同じだが、二年目810万円、三年目1320万円に留まった。
ここでは、3年掛けて目標ケースの二年目を越える程度のスローな成長になる。
この場合、客単価の寄与率が37%、コンバージョン率の寄与が33%、訪問者数の寄与率が30%となり平準化した。
ここでも、客単価の影響が色濃く残っていが、ガラスピースを多数組み込んだ創作商品、適正価格、お手頃価格の範囲だろう。
以上の売上予想を下表にまとめておいた。
プレゼン用のパワーポイントで表示すると、六表が一覧できるので比較検討に役立つ。
課題は、これに対する原価把握だが、自社加工と外注加工のケース、それと折衷案に分かれるだろう。
理想は、ファブレス経営なので全て外注したいところだが、創業当初はリスク等・・・互いの立場を考えると難しい。
それより、現実的な共生で軌道に乗せる、考えもある。
互いの強みを出し合って初期投資も抑え、運転経費も抑えた泥臭い方法である。
例えば、一年目のNC稼働率13%に注目すると、一ヶ月約3日分の生産量になる。これなら、土日加工とかの工夫次第で対応できそうな気もする。
難点は、臨機応変な創作活動ができないのでストレスがたまること。
この辺が、成功するか否かの分かれ目、と無い知恵を絞っている。
投稿日:2014年10月31日