花吹雪が描く花いかだ、花むしろの世界、華蔵寺公園
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- 写真・撮影日記
4月10日、ぐんまフラワーパークでチュウリップを撮った帰り、華蔵寺公園に立ち寄った。往路通過中に桜吹雪を見ていたので撮るためだった。
今、桜吹雪の真っ最中で、このシャワーを、上を向いて浴びたかった。風に吹かれた花弁を見、顔で触れ、ほのかな香りを嗅ぎ・・・五感で味わえる。
そう想いながら、花いかだや花むしろ等の粋な言葉を想い出し、そんなイメージの写真を撮りたい、と。
ところで、桜が散って川面に浮かび連なることを、「花いかだ」と知ったのは、数年前で、それ以前に作ったジグソーパズルがある。
雨が作る、散り急いだ花弁文様
ピース数 35
桜吹雪で潔く散った花弁が、無情な雨に流されている。
雨粒の作る波紋に無常感が忍び寄る。
ピース数 35
桜吹雪で潔く散った花弁が、無情な雨に流されている。
雨粒の作る波紋に無常感が忍び寄る。
このジグソーパズルも、花いかだを使えば、もっと粋な表現になったろう。
そこで今回、花いかだに似合う風景を園内で探した。
結局、ジェットコースターのレールを入れて撮った写真を選んだ、というより、これが一番だった。水面に浮かぶのは、虚像の黄色のレールと実物の花弁が描く花いかだの世界。
(再挑戦したいテーマ、それも風情のある光景で・・・)
次に、水面に浮かんだ花びらの「花いかだ」に対して、地面を散り染める花びらの「花むしろ」の光景を探した。
この光景は、すぐに見つかった。(華蔵寺公園の南入口)
花吹雪の中、陶酔気分で歩いていると、目の前に突然美女が現れた。
花吹雪を浴びる上向きの横顔は、微笑みながら大きく深呼吸した後、携帯で盛んに花吹雪を撮り始めた。それも歩きながら・・・。
一瞬、ポカンと眺めていたが我に返り、夢中でシャッターを切った。
花むしろの上を歩く姿は、背筋が伸びてモデルのように美しかった。
投稿日:2014年04月17日