花吹雪が描く花いかだ、花むしろの世界、華蔵寺公園

  • 関連キーワード:

4月10日、ぐんまフラワーパークでチュウリップを撮った帰り、華蔵寺公園に立ち寄った。往路通過中に桜吹雪を見ていたので撮るためだった。

今、桜吹雪の真っ最中で、このシャワーを、上を向いて浴びたかった。風に吹かれた花弁を見、顔で触れ、ほのかな香りを嗅ぎ・・・五感で味わえる。

そう想いながら、花いかだや花むしろ等の粋な言葉を想い出し、そんなイメージの写真を撮りたい、と。

ところで、桜が散って川面に浮かび連なることを、「花いかだ」と知ったのは、数年前で、それ以前に作ったジグソーパズルがある。

雨が作る、散り急いだ花弁文様
              ピース数 35
桜吹雪で潔く散った花弁が、無情な雨に流されている。
雨粒の作る波紋に無常感が忍び寄る。

このジグソーパズルも、花いかだを使えば、もっと粋な表現になったろう。

そこで今回、花いかだに似合う風景を園内で探した。

結局、ジェットコースターのレールを入れて撮った写真を選んだ、というより、これが一番だった。水面に浮かぶのは、虚像の黄色のレールと実物の花弁が描く花いかだの世界。

(再挑戦したいテーマ、それも風情のある光景で・・・)

sakura243.jpg

次に、水面に浮かんだ花びらの「花いかだ」に対して、地面を散り染める花びらの「花むしろ」の光景を探した。

この光景は、すぐに見つかった。(華蔵寺公園の南入口

sakura244.jpg

花吹雪の中、陶酔気分で歩いていると、目の前に突然美女が現れた。

花吹雪を浴びる上向きの横顔は、微笑みながら大きく深呼吸した後、携帯で盛んに花吹雪を撮り始めた。それも歩きながら・・・。

一瞬、ポカンと眺めていたが我に返り、夢中でシャッターを切った。

花むしろの上を歩く姿は、背筋が伸びてモデルのように美しかった。

sakura245.jpg

ハローグラス・トップページへ

投稿日:2014年04月17日