これからの企業セミナー、新市場・新商品は、驚きと感動の価値提案

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2月3日、"これからの企業はどうあるべきか~グローバル化に対応した戦略を探る~"のセミナーを受講した。

中小製造業の経営者向けのセミナーで、定員30名をはるかに超え50名近く受講した。他のセミナーと異なり、張り詰めた空気を感じた。

その理由は、経営者の持つ危機意識の緊張感だ。それは、サバイバル戦略が見えない、といった切羽詰まった悩みでもあるようだ。

どの話も、共感し内心うなづきながら聞き入った。講義の順にポイントをまとめてみた。矢印は、印象に残ったこと。

① 我が国経済の今とこれから

オーバーストア、オーバーサプライ。ものも店も工場も、溢れている。

しかも、少子高齢化、成熟化(モノ余り)、競争社会、グローバル化、ボーダーレス化・・・低成長のデフレ傾向で、シェア競争の激化、価格競争の激化・・・が続く。

果たして、アベノミックスの成長連略は成功するか?

⇒欲しいものを創造し市場投入しない限り、企業の成功も成長戦略もない。

⇒欲しがる新商品・新市場開発が、製造業の生き残りの道、成功の道。

② 激しい中、健闘している会社もある。

・商品力・開発力を磨くこと。

企業寿命30年説は昔の話で、企業は変化への適応業、刻々と変化しているマーケットに対応するには、会社もブランド(商品)も常に変化し鮮度が命。

生活者の驚きと感動を徹底的に追求し、新鮮な独自商品を提案し続けること。

⇒新市場・新商品は、驚きと感動に着目すること。ニーズは、モノ離れし心に移っている。

・製品を安く作るシステムが優れていること。

⇒原価の視点から、安く作れる独自のシステムを構築すること。

③ 独自性・差別化が明確か。

明確ならばブランドになる。1000人に1人なら絶対買いたいという商品であること。絞り込むほど、ブランドになり、価格競争もない。

⇒オンリーワンは、ブランドになる。強みのある得意分野のことだ。

④ ブルーオーシャン戦略(新市場)とは、

既存市場・既存商品のレッドオーシャン(過当競争)から、半歩ないし一歩踏み出た新市場・新商品を提案する。

⇒ものづくりと並行して、売り先を考える。

⇒誰に(顧客ターゲット)、何のために(ニーズやベネフィット)

⑤ 成功するものづくりのポイントは、

お客様は、製品をかっているのではなく、ベネフィット(商品価値)を買っている。

買い手の便益のために、常に新たな商品価値を提案すること。

これは、作り手よりも買い手が良く知っているので、聞くことだろう。

まとめは、

⇒驚きと感動の商品で、モノ+α(アルファ)の価値提案を試みること。

 

ところで、この考え方を創業プランに反映させねばと草案を見直した。

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投稿日:2014年02月10日