折れたダリアの花と落葉、秋の寂しさが伝わってくる癒しの風景

10月30日、台風シーズンも終わり、やっと安定した秋晴れになってきた。急に下がった気温も20℃を超えて長袖では少し暑いくらいに戻ってきた。

そんな中、ぐんまフラワーパークに行った。

至るところ落葉が目についたので黄葉の写真でも撮ろうか、と歩いていると、ダリアの風景が新鮮に見えた。

周りは、舞い落ちた枯葉が芝生を覆い、そよ風に揺れる落葉が小舟のようで印象に残った。

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台風で折れたり、盛りを過ぎたりで、傷つき地面近くに咲いている花は、柔らかな秋の陽射しと共に癒しの空間を作っている。さらさら感のする落葉の雰囲気もプラスしている。

何もかも柔らかで、秋の寂しさが伝わってくる癒しの風景になっている。

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地面に横たわるダリアの花。落葉が無ければ撮らなかったろう。

単に折れて横たわっているダリアの花では、無残に見えるだけで感動は薄い。落葉があるから、秋のもの思いにふけるイメージが膨らみ、感傷につながっていく、と想う。

落葉は脇役だが、いぶし銀の存在で、癒しの風景のスパイス、だと思った。

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投稿日:2013年11月04日