売れる商品、良い物、欲しいもの。商品表現力デザインセミナー
10月11日午後、商品表現力・デザインセミナーを受講した。心配していたデザインの細かな技術論の話が全くなく、素人の私でも理解でき共感する内容だった。
いずれの講師も、マーケティングが重要だ、と語り、マーケティングの4Pの製品とプロモーションで、グラフィック化することが重要、と。
ここで言う、グラフィック化とは、色・柄・文字・ネーミングなど。
① プロダクト面からの見たデザインのビジネスへの影響。講師は小牟田啓博氏で、テーマは、「デザインのビジネスにおける役割」になっていた。
マーケティングの4Pの製品(Product)のことで、製品開発する場合、良い物特有の品質や機能を重視し過ぎるワナに落ち込む・・・と。
良い物が、売れるものとは限らない。
商品のポジショニングを考え、"どこにもないもの"で差別化し、ブランディングを考えた商品が売れる。売れるものとは、マーケティングで考え抜き見つけ出すものだ、といった内容だった。
② 広告・グラフィック面から見たデザインのビジネスへの影響。講師は堀内恭司氏で、テーマは「クリエイティブが誘う力」になっていた。
マーケティングの4Pのプロモーション(Promotion)のことで、主として広告する場合。ここでもマーケティングを考えたデザインが重要だ、と。
それは、互いの幸せを考えたデザインであり、売れるものとは、"わくわく感やどきどき感"のある商品であり、"欲しがるもの"が条件になる。ここでも、考え抜くことが大切、と教わった。
売れるものとは、欲しがるものであり、良い物とも違う。といった内容だった。
まるで、マーケティングのセミナーのようだった。
実体験をベースにした実感のこもった話は、静かな口調だが重みのある内容で、説得力があり共感した。
売れる商品、良い物、欲しいものの三者間の異同に焦点をおいたマーケティング論との印象を受けた。
私も、デザインコンセプトならば、企画できそうな実感が湧いてきた。デザイン起こしは、デザイナーに頼めばいいことだ、と半歩前進したつもりになった。
肝心なのは、割り切れるか否かだが、自分自身との問題だ。
ぐんまフラワーパーク・四季エリアで撮った秋明菊。こんなに沢山咲いている光景は初めて。感動した。
投稿日:2013年10月22日