起業塾。加工ガラスのニッチ商品は、未消費分野のすきま商品

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今迄、私は曖昧なまま、ニッチ商品、と言っていた。

その根底には、多品種少量生産が頭にあった。

大量生産でなく、ロット生産あるいは個別単品生産で、そのために加工ガラスのフレキシブルな生産システムを作った。

あくまでも、独自の生産方法から生まれた製品開発だった。

しかし、生産方法のすきまに留まらず、製品・商品のすきまにつなげた。

 

市場からみたすきま商品分野について。

このすきまは、ガラスを熱したり溶かすことなく、常温で加工した製品分野。例えば、ステンドグラスや切子ガラスなど。

さらに絞った高品質ガラスピースの分野で、これが目指す"すきま"になる。

こだわりガラスの素材を溶かさず、そのまま活かす"すきま分野"になる。

起業塾のテキスト「市場のすきまの種類」の中の一つに、未消費分野("利用場面のすきま"本来あっても良さそうなのに消費が行われていない分野)がある。

まさに、この分類に当てはまる、と考えている。

従来から、ガラス板にガラス切りで切り筋を入れ、それに沿って割る手作業による方法が主流で、一般的な機械加工は、難しかった。

なので、この分野で生産する製品は限られ、ステンドグラスが主。

 一般的にガラス製品は、風鈴に代表する宙吹きやプラスチック成型のようなガラス成型品で、溶かしたガラスから作る製品が主。

とりわけ、成型品は、安価が長所だが、金型が必要で大量生産品が前提、多品種少量生産は不向き。また、宙吹きもガラスピースの形状や精度から不向きな分野になる。

そこで本来、光とガラスの美しさが求められるガラス製品分野のはずなのだが、現状は加工し易いアクリル板などの代替商品分野になっている。

私は、この分野を標的市場に定め、チャレンジしたいわけです。

顧客ターゲットは、

今迄と違った加工ガラス製品が欲しい人。

希少品の加工ガラスで集客を考える人。

美の感動力商品で、飾りたい人。など、革新的な人を狙い目にしている。

市場について。

市場規模は、年商数億円規模に留める。

参入障壁を高くしたオンリーワンの限定商品を狙う。必然的にニッチトップで市場シェア100%独占。

華蔵寺公園の正面にあるカブト虫などのモニュメント。

私は、遊具にしては少し危険だな、と思っていた。が、「遊具ではありません」の赤くて立派な掲示板を見落としていた。

しかし、くわがたやカブト虫は、「乗って遊んでよ」と、誘惑しているようにも見えそうだ。

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投稿日:2012年12月11日