読売新聞・空想書店、「無常」を感じさせる「方丈」を読んで

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9月11日読売新聞・空想書店を読んだ。

見出しは、「無常」を感じさせる「方丈」。

実は、私は「方丈」の意味を知らなかった。

だから、「行く川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず・・・」は、高校の教科書で教わったが、なぜ「方丈記」なのか結び付かなかった。

この記事を読んでいくうちに、気になり辞書検索すると、昔の尺貫法で1丈は10尺のことで、10尺平方の広さのことを知った。

つまり4畳半程の広さで狭い。が、これは閑寂なさびや無常と向き合った出家に近いわび住いのことの意味でもあるらしい。

この辺から「方丈記」と名付けられたらしい。

 ところで、記事冒頭に、「無常」と言えば、仏教的世界観であると同時に、ほとんど自然科学的真理と言ってもいいだろう、とある。

仏教的世界観は、輪廻転生や流転のようでもあるが詳しくは知らない。が、特に近親者の死などは理屈抜きで痛みを伴う無常を感じ、癒しが大切だろう。

これに比べると、自然科学的真理は、花や風景写真を通じて移ろいゆく姿に、確かな無常を感じる。これは、独り静かに感じるもので大事にしたい。

日中はセミナーのため夜のウオーキングになった。数日前に十五夜だった満月を堪能しながら歩いたが、心が満ちる不思議な満月だった。

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投稿日:2011年09月15日