退魔寺、老桜の幹のごつごつ、ねじ曲がっている恰好・・・生命力
- カテゴリー:
- 写真・撮影日記
退魔寺の牡丹を撮った帰り際、気付いた。
それは、下の写真で不動堂の正面左右にある老桜のことだが。
桜の満開の頃は、花に気を取られて全然気付かなかった。
見ているが、そこに心がなかったせいで、見えていなかったのだろう。
まさに、心ここに在らざれば、 視れども見えず、聴けども聞こえず・・・の浮いた心境だったのだろう。
今見えるのは、老桜の幹のごつごつ、ねじ曲がっている恰好。さらに、切られた幹や枝。
新緑のこの光景に生命力を感じ、一瞬、足が止まった・・・・。
叱咤激励とも感じられ「俺も頑張らなくちゃ・・・」と、涙腺がゆるんだショボついた目を見開き、空を見た。 これが現実だ。
投稿日:2011年05月01日