感性価値がユーザーをファンに変えるような、新商品開発・・・
2月22日「桐生産業デザインシンポジウム」を受講する。
基調講演は、「曲がり角の先に見えてくるもの~桐生の未来は桐生が決める」だった。
群馬経済は、穏やかな下り坂を進んできたが、大きな曲がり角に差し掛かっている。曲がり角の先に見えるのは、もしかしてアジア諸国との熾烈な競争・・・。
単なるモノづくり製造業は限界であり、マーケティングを重視した開発から一貫したシステムを地域内で構築する戦略、つまり地域の企業連携で新製品作りをすること。
各企業の強みを連携したネットワークで、プロダクト・イノベーション型に変身することが急務のようである。
ところでプロダクト・イノベーションとは、革新的な新製品を開発して、差別化を図ること。
革新的な新製品とは、地域の企業連携でたたき上げた独創的な商品だろう。
座して死を待つか、それともプロダクト・イノベーションにチャレンジか。
やや抽象論に終わったが、正念場にいることは確認できた。
私のビジネスモデルも、この考えを1万分の1程にダウンサイジングしたもの。
ポイントは、
① 開発⇒調達⇒製造⇒物流⇒マーケティング⇒サービスを賄う企業集積内で、複数の企業連携で行うことがみそのようだ。
② 系列重視から仲間重視の水平組織重視。(企業の串刺し)
③ 他力を活用する(場を貸す)
以上のような内容だった。
ここで重要なのが、デザインである。
パネルディスカションで、リタウトの清水理事長の「感性価値がユーザーをファンに変える」に共感した。
感性価値とは、わくわくするような感動を表す価値である。
そのためには、デザインが重要な役割を果たす。
感動してファンになるような差別化した商品作りは、度々耳にする言葉だが具体的な方策を知りたい。
私は、そんな商品作りを目指しているのだが、現実は力不足で・・・・・。
感動、感性、新産業創生等の言葉が印象に残ったシンポジウムだった。
未来社会は、現在の単純な延長線上になく、新しい姿を構築できるか否かにかかっている。
そして現在は、その大きな変革期に向かっていると、再認識した。
ときに、桐生・錦桜橋から見た、渡良瀬川の流れと赤城山の写真を撮るつもりだったが、久々の暖か陽気で霞んで見えなかった。そこで、 渡良瀬川の流れを撮ってみた。
たまには、こんな写真も良いかな、と掲載した。
投稿日:2011年03月01日