連取の松は、棚が波打ち際の砂浜のイメージで、白砂青松の松原
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ガラスを紡ぐステンドグラス作品展を、町田君と見に行った。
場所は、旧森村家住宅(伊勢崎市指定重要文化財) である。
この地(連取町)を治めた地方代官所跡の古い建物のようだ。
その黒光りした重厚な部屋に、ステンドグラスパネル、ランプ、行燈等が展示されていた。
異色の組合せのように思えたが、民家の暗闇を生かした和の展示空間を演出していた。
ランプ、行燈類の多さに比べパネル類が少なかったような気がした。
出来れば、大きなパネルも見たかった、と欲深い注文になった。
2階で、真綿を使ったアートを見た。
ステンドグラスの彩りのある影を、真綿に投影する・・・と、面白いシルエットが浮かび上がるような気もするが・・・・。
ステンドグラスの魅力を堪能して、表に出ると真っ青な青空である。
前庭の松の威容さに、ふと近くにある笠松を思い出した。
今は、連取の松と言っているらしいが、小学校の低学年の時遠足で来たことだけは覚えている。
そこで、60年ぶりになるが、ついでに寄ってみることにした。
まるで、ぶどう棚のような上に枝を伸ばしている。
棚が波打ち際の砂浜のイメージで、白砂青松の松原を連想する光景である。
伊勢崎市にも、良いところが残っている、と感慨深く眺めた。
伊勢崎市には、今日見た松や華蔵寺公園の松も有名である。
松とのかかわりが知りたくなった。
ステンドグラス、松、青空と鮮やかな色に浸った晴々とした一日だった。
投稿日:2010年10月20日