ガラスピースのNC加工、いろいろな加工不良例

当社で考案したガラス板のNC加工法、

「多角形化NC加工法」は、多角形化した線分の切断加工と円弧加工の2工程で製作する。

この方法で加工したが、ここに写っているガラスピースは、殆ど加工不良品です。

先ず、下の写真は切断加工だけした"口"の部分のガラスピースです。

円弧加工時にガラスピースが動いて、殆ど加工できなかったことが原因の不良品です。

切断加工のままに近い状態、つまり多角形化のままの状態です。

よくみるとオレンジ色した唇がギザギザに見えるでしょう。

これが多角形化の特徴です。そして、このギザギザの部分は研削代です。

gps7.jpg

下の写真の"鼻"の右側のピースは、円弧加工中にガラスピースが動いてしまって、正確な寸法に加工できなかった不良品です。

型紙からはみ出した部分の研削代が、まだ残っている。

gps8.jpg

下の写真の中には、良品もあります。

どれだか、わかりますか。

何故、良品と判断しましたか?

gps9.jpg

この写真で見る限り良品の判断は、型紙と一致するガラスピースです。

加えて、キズ、ヒビ、割れ等がないこと。

そこで、ガラスピースの加工の問題点を下記の項目毎に検討中です。

① 取付冶具について

② 取付板

③ 切断加工

④ 円弧加工

⑤ NCプログラム

⑥ NCプログラムの受け渡し

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投稿日:2010年08月11日