ガラスピースのNC加工、いろいろな加工不良例
当社で考案したガラス板のNC加工法、
「多角形化NC加工法」は、多角形化した線分の切断加工と円弧加工の2工程で製作する。
この方法で加工したが、ここに写っているガラスピースは、殆ど加工不良品です。
先ず、下の写真は切断加工だけした"口"の部分のガラスピースです。
円弧加工時にガラスピースが動いて、殆ど加工できなかったことが原因の不良品です。
切断加工のままに近い状態、つまり多角形化のままの状態です。
よくみるとオレンジ色した唇がギザギザに見えるでしょう。
これが多角形化の特徴です。そして、このギザギザの部分は研削代です。
下の写真の"鼻"の右側のピースは、円弧加工中にガラスピースが動いてしまって、正確な寸法に加工できなかった不良品です。
型紙からはみ出した部分の研削代が、まだ残っている。
下の写真の中には、良品もあります。
どれだか、わかりますか。
何故、良品と判断しましたか?
この写真で見る限り良品の判断は、型紙と一致するガラスピースです。
加えて、キズ、ヒビ、割れ等がないこと。
そこで、ガラスピースの加工の問題点を下記の項目毎に検討中です。
① 取付冶具について
② 取付板
③ 切断加工
④ 円弧加工
⑤ NCプログラム
⑥ NCプログラムの受け渡し
投稿日:2010年08月11日