デザイン夜話セミナー、金井訓志先生の話から糸口を見つけた
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3月18日デザイン夜話セミナー2回目の講義日であるが、
風邪気味の上、小雨の降る寒さが加わって欠席しようか迷った。
だが、今日は画家でデザイナーの金井訓志氏の講義である。
体調不良だが、思い切って出席することにした。
苦手の有料駐車場の自動発券機、精算機も前回経験したので、今日は冷静に操作でき内心にんまりする。
そして教室に入るが、やはり受講者は少なかった。寒さと小雨のせいだ。
だがその分、先生との対話も多くあって、講義を聞くことも楽しかった。
講義は、先生の作品を年代を追って、その当時のこと、作品のエピソード、作品のポイント等の説明があった。
意外なことに、ピータードラッカーの話にも及んだ。
NHKのクローズアップ現代「よみがえる"経営の神様"ドラッカー」を見て、
需要を創造する、人の役にたつ等は、絵にも共通する、とのこと。
そして、先生が宿泊したスキー宿を例に、デザインの話があった。
余分なものは、おかない。単純にする。
デザインは、お飾りではない。
心がないとダメ、。わくわく感が必要等。
桜草
わかりやすくて、私にも敷居が低く感じられ、一歩踏み出す勇気が湧いた。
最後に、いつも気になっていた「真似か、真似でないか」について質問した。
例えば、ピカソやマチスの絵をステンドグラスで作ること、について。
基本的には良いだろう、とのことだった。
著作権フリー名画のステンドグラス版は、オリジナル商品と呼べるか の答えが出た。
肝心なことは、自分で創造したと思えるか、であると。
なぜなら、真似することはクリエータの恥であるから。
そこで、面白さやユーモアを取り込んで「少しずらす」ことだと言う。
何を、どうずらすか、これが問題だ。
絵→ステンドグラス、色、形、構図、意図するもの、・・・・・。
この「少しずらす」ことに、制作者の創造の意図があるはず、と思った。
これを聞いて、胸のつかえがなくなり、すっきりした。
これなら、私にもできそうだ。既にアイデアも湧いている。
じっくり、考えよう!
やはり、創造したことに自信が持てないとだめだ、と自覚する。
デザインの突破口を求めるつもりで参加したセミナーだったが、こんなに簡単に糸口がつかめるとは思ってもいなかった。
私には、大きな悩みだっただけに、今回のセミナーは思い出に残るだろう。
この出会いに、感謝せずにはいられない。満たされた気分で一杯である。
投稿日:2010年03月26日