地域産業に学ぶモノづくり・人づくりの未来セミナーを受講する

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2月25日、吉井文化会館で関満博氏のセミナーを受講する。

地域産業に学ぶモノづくり・人づくりの未来

午後2時からの開始だったが、不慣れな道順のせいもあり思い切って早く出かけた。

順調なら、寄り道して写真でも撮ろうと思っていたが、

途中の吉井町小串のかたくりの里は、時期が早過ぎた。

そんなわけで90分も早く到着してしまい、昼食がてら吉井町をウオーキングして時間をつぶした。

募集人数をオーバーして100名以上の参加の中、講演が始まった。

今の日本は、成熟化、人工減少、少子高齢化を迎えている。

この閉塞感の漂う社会は、"アジア・中国"、"IT"、"高齢で豊か"、"環境"の変数を持つ連立方程式を解くような複雑なものであり、

これに比べて高度成長期は、"若くてやや貧しい"が変数の一次方程式、つまり右肩上がりの時代だったと言う。

さらに、モノづくりの面から、3段階に分けて話があった。

つまり、素材・開発 → 加工・組立 → 消費・サービスである。

日本のお家芸だった加工・組立は、ますます中国等にシフトしていく。

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さらに、この分野は2極分化し、少量・高品質の価格に左右されない分野が生き残りの方向のように思える。

そして2極分化での成功ポイントは、加工・組立だけでなく"素材"や"サービス"との組合せが有効との話だった。

さらに、"直販"がキーワードとの話もあった。

"直販"は、最近いろいろなセミナーで、よく聞く魔法の言葉になっている。

話の中で、悲しいかな大量生産型の中小企業は、従来型のままでは生き残れない感じを強く受けた。

中国のある会社のスローガンが、

"ドイツの品質、中国の価格、日本のサービス"とあり驚いたという話があった。私も驚いた、"品質は日本"だと思っていた。

"日本の品質"はもちろんだが、それ以上に"日本のサービス"がより高い評価を得ているとのこと。ここにも、ヒントがある、とも話していた。

また生き残るキーワードとして、地域の隠れている資源を棚卸しして、深く掘り下げてモノづくりに反映させる道である。

しかし、このことについて具体的な話はなかった。

ここが一番聞きたかったが、時間切れである。だが、先生の主宰する

"志を語り合い、感動すること"を共有する私塾の話があった。

果たして群馬県にも誕生するだろうか。

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投稿日:2010年03月04日