平山郁夫著書「ぶれない」は、私の愛読書で人生の指南書
12月2日、日本画家・平山郁夫氏の訃報を知った。
以前展覧会は、数度だが見に行ったことがあり、
シルクロードと砂漠の幻想的な風景画には圧倒された。
だが、それとは別に著書「ぶれない」の本に出会ったことが、私には励みになった。
それは母が他界して9ヶ月も過ぎ、一人の生活にも慣れてきた昨年8月頃、新聞広告で知った。
ちょうど杉本眞人の「吾亦紅」が流行っていたり、情緒的になっていた頃だ。
そんな私に、姉が「これからは、人をあてにしたり、人に頼ってはだめだよ、自分で何とかするんだよ」と注意を受けたことがあった。
そんなこともあり「一人でも生き切る、ぶれない自分を」と思い、本を購入した。
以降週5日、一日平均10ぺージ、大声で音読するのが日課になり、
一ヶ月で読み終えることが目標になっていたが、さぼることも多かった。
だが、既に10数回音読し、読み終えると本の裏に日付をメモしている。
いまでは私の愛読書で、これからの人生の指南書になっている。
訃報で驚いたが、愛読書にめぐり会えたことを感謝し、
ファンの一人として、ご冥福をお祈り致します。
投稿日:2009年12月11日