柿木の「生きたミニチュア」のような、ろうや柿(老爺柿)の盆栽
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秋も深まり、街中でも紅葉の季節だ。
近所のイチョウも黄葉した葉が舞い散っている。
私の盆栽のろうや(老爺)柿も、葉が散り始めた。
このろうや柿は、真冬に盆栽店で見たとき、気に入って買ったものです。
葉が散った枝に5~6個実ったオレンジ色が、とても珍しく思えたからだ。
それから、7~8年経つが、現在ではロウヤ柿が5鉢に増えている。
私の一番好きな盆栽のようだ。
どこにでもある柿木の生きたミニチュアのようで、親しみがあり、
冬の花の少ない時期、これを見るのが楽しみになった。
だが最初は名前がわからなかった。
値札に「ローヤ柿」か「ローマ柿」か区別がつかないような字で書いてあったことを正確に覚えている。
その後、何度かお店に通っている間に「老や柿」「老爺柿」だとわかった。
直径2センチ程の大きさの実です。
オレンジ色のまま来春まで落ちずになっている。
だから長く楽しめる。
左下に背景と同系色の薄茶色の実がなっているのがわかりますか。
これは、昨年の実が落ちずに残っているものです。
既に1年以上なったままです。
この実だが、中身は既に蒸発して、皮だけ残り一回り小さくなってしまった。
これは一番大振りのろうや柿で、幹の太いところで4~5cmある。
昨年は20個以上実をつけたが、今年は10個以下です。
幹がねじれている姿が、歳追うごとに味わい深く感じる。
このことは、人間も同じであるように思える。
投稿日:2009年11月17日