志(こころざし)のストーリーとは、ハローグラスの巻
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商品、サービス、会社、お店などの価値を高めるストーリーをレベルによって大きく3つに分けることにした。
① 志(こころざし)のストーリー(理念、ミッション、使命)
② ブランド化のストーリー(戦略)
③ エピソードのスト-リー(戦術)
先ずは、志(こころざし)のストーリーです。
「志」という単語には、いくつかの意味がありますが、ここでは「心に決めた信念」のことを言います。
これは、「価格、品質、広告で勝負していたら、お金がいくらあっても足りませんよ」と云う長いタイトルの本(著者:川上徹也)にある一節です。そして続く。
いわば、究極の目標。もっと大げさに言えば、その会社やお店が何のために存在するのか、といった理念的な部分も含みます。
つまり、会社やお店が向うべき、究極の目標と考えてください。
流行りの言葉で言うと「ミッション」と言い替えてもいいです。
会社、お店、商品、サービスの存在理由であり、心の中からどうしても実現させたいと沸き上がってくるものです。
また「経営理念」は、より経営哲学に近いもので、「志」や「ミッション」を実現するための精神的な支柱の役割を果たす物で、表現が違うだけでほぼ同じである。
本当は、「志」「ミッション」「経営理念」こそが、他の会社や店との差別化をはかれる最大のポイントであり、最大の武器になる。
以上が主な内容です。
これらのことを踏まえて、ハローグラスの「志のストーリー」をまとめて見た。
志のストーリー |
窓のステンドグラスに差し込んだ光彩の美しさ、 透過光が、床や壁に作る色の付いた影、その美しさに驚き見とれた記憶がある。 こんなことから、「ステンドグラスを作ってみたい」が高じて「CAD・CAMによるステンドグラス加工システム」開発のきっかけとなった。 昭和の終りから平成にかけてのバブルがはじける頃の話である。 決断の背景には、 l 自分用のオリジナルソフトウエアを開発して、生涯現役を共にするマイツール(ソフトウエア)が欲しかった。 l 「ガラスはNC機械加工が難しい」が業界の常識だったが、自分はガラスのNC機械加工にチャレンジしたかった。 l ガラスピースの加工法の開発から、それを使ったオリジナル製品の企画開発、製品化、ネットショップによる販売まで、一貫して自分でやってみたかった。 つまり工業生産化による加工ガラスピースのニュービジネスを立ち上げたかった。 採算を度外視した見通しのつかない無茶な夢だった。 だが、50歳を契機にラストチャンスと考え、完全燃焼を求めて、どうしてもチャレンジしてみたかった。 棚卸した自分のスキルを熟慮して、ガラス板・ソフトウエア・NC機械加工のキーワードなら大丈夫と決断した。 それから17年、ステンドグラス加工システムのCAD・CAMソフトウエアは完成し、加工法の特許も取得した。 ガラスピースのNC加工はビジネスとして実現しつつある。 夢は、「ガラスピースのNC加工で、世界一になる」こと、 さらに、加工ガラスピースのオリジナル商品で感動サービスすること。 これらのことは、時流に合せながら進化し続けるだろう。 |
投稿日:2009年11月03日