退魔寺・水神宮の花火に、故人の笑顔も夜空に浮かぶ
一昨日の7月31日は退魔寺・水神宮の花火だったが、朝から降ったり止んだりの気分がイラつく雨模様の天気だった。
朝は、いせさき新聞に載ったハローグラスの記事に自分自身がわくわくした感じだったが、この気分に水をさすような天気だ。本当に梅雨明けしたのだろうか。
ところで私にとっては、子供の頃の思い出が詰まっている祭りであり、なつかしさも手伝って花火の写真を撮りに出かけた。
だが、雨模様だったので身軽にと思い、三脚は持たなかった。
ねらいは、昔見た水中花火だが、係員に聞いたらやらないとの返事にがっかりした。だが気を取り直して打ち上げ花火を撮ることにした。
そこで撮影場所を水辺に近い所から、堤防の上に移した。
それにしても今年の夏はうらめしい天気だ、本当の梅雨明けはいつになるのだろうか。
注意していたつもりだが、いつの間にかレンズが汚れていた。
パソコンに取り込んだ画像を見て初めて気付いたが後の祭りだ。
多分、小雨のせいだろう。
この花火の色は金色?、黄色?
見たときは金色のつもりで興奮してシャッターを切ったのだが。
ときに、子供の頃住んでいた家は、この花火の打ち上げ場所の奥の方だったと思う。
その頃は、まだ堤防もなく家から広瀬川の水辺に坂を下るようにして行けた。
そこは、ほたるが飛び交う青々とした、広い原っぱだった。
この年になると花火を見ると理由もなく故人を 思い出す。
微笑んだ笑顔が夜空に浮かんでくる。
私は、涙でにじまない様に、にらみつけながらシャッターを切る。
投稿日:2009年08月02日