今まで、「小さなステンドグラス」の名でいろいろと商品コンセプトを中心に
書いてきたが、この辺で少し前進させ、具体的な仕様に触れたいと思う。
先ず、ハード仕様を説明する。
1. 製品・サイズ
シンプルなデザインで、最大10個のガラスピース(部品)で構成する。
15センチ X 15センチ の正方形で厚さ3ミリの板。
2. 素材
1 ガラス板、石板、陶板などの硬脆性材料板
2 金属板(ステンレス、真鍮、アルミ、銅など)
3 アクリル板などプラスチック板
4 その他板
3. ガラスピース(部品)
自由形状、滑らか仕上げで機械部品並みの精度
4. ガラスピース(部品)の結合方法
1 接着
2 半田付け
3 上記を併用
4 その他(フュージングなど)
5. ガラスピース(部品)の加工法
当社で自社開発した「CAD・CAMによるステンドグラス加工法」で
作成したNCプログラムを用いて、NC工作機械で加工する。
硬脆性材料以外の金属等は、多角形化シュミレーションを省略して
作成したNCプログラムを用いて、NC工作機械で加工する。
輪郭加工、切り抜き加工、面取り加工をすることができる。
但し、金属等は、エンドミルで加工する。
6. 小さなステンドグラスに特化した加工法の開発
4月25日の記事で書いた加工法で、下記の通りです。
下記の様な製品に限定した効率的な加工法です。
1 製品、半製品を問わず、15センチ角の小さなステンドグラス
2 製品あたりのピース数も10枚以下で組立てるもの。
3 量産
特徴は、製品単位で加工することで、加工効率が大幅アップする。
メリットは高品質、量産効果、材料歩留まり率の向上、コストダウンなど。
このソフトウエアを開発したい、と思いますが、いつになるか?・・・。
当面は、現状のCAD・CAMプラス簡単な専用ツールで凌ごうと思います。
この技術は、今ある「CAD・CAMによるステンドグラス加工法」が
万能型で1階部分だとすれば、目的を限定した製品に特化した加工法で
今までの技術の上に位置付ける2階建て方式の云わば2階に当たります。