年輪経営の伊那食品、当たり前のことをしている凄い会社
- カテゴリー:
- ◆心の故郷
- ステンドグラス・ビジネス
- 旧仕事・創業・事業
日曜の朝NHKの経済羅針盤で伊那食品工業(株)(以下伊那食品)の
社長の話を聞きました。会社は、長野の寒天メーカーです。
寒天製造に適した寒暖の差が大きい・・・・、土地柄なのだそうです。
最初にアナウンサーから、企業は成長至上主義ではなく、幸せ度が
大きくなることだ、と透明な直方体に描いたグラフで説明がありました。
右肩上がりに成長している図から、クルッと回して右肩上がりの幸せ度の
グラフに変わりました。まるで手品です。
あれ、どうなっているのかな?仕掛けは?おかしいな、と
思いながら見ていました。
種明かしをすれば、180度回転するのではなく、90度の回転でした。
即ち、底に幸せ度の図が描いてあったのです。
"伊那食品"をヤフー検索すると、以下が会社概要のサイト説明です。
「人間を幸せにするために」 企業のほんとうの目的は
「人間を"幸"にするため」だと私たちは考えます。
そこでまず、身近な人々からという意味で、会社を構成するすべての人々の
物質及び精神的な満足感達成のために努力し・・・
・ 百年カレンダーの話
・ ブームに乗るなの話
・ 不況対策より好況対策の話
などなど忠告として見ていました。
これらのことをまとめて「年輪経営」と呼んでいるようです。
よく考えれば、当然で当たり前のことだと思いますが、何故か置き去りにして
利益追求に偏っているのが現状だと思います。
偽装、脱税、借金の踏み倒しなどなど周囲を不幸にする会社がありますが、
事情はどうあれ、ルールからはずれたらダメです。
歯止めがなくなり、暴走が始まり、不幸がさらに拡大します。
私は、これから創業しようとしていますが、年輪経営に共感を覚えます。
見習って、しっかりした企業理念を掲げたいと思います。
当たり前のことを、実践できている凄い会社だと、思います。
相田みつを流にいえば、
当たり前のことを大切にしている、凄い会社
この当たり前が、すごくむずかしい
生意気なことを云って、恐縮です。
これからの会社は、人間同様「誠実」でなければ生き残れません。
コンプライアンス経営(誠実な経営)が求められています。
投稿日:2009年03月26日