上野公園の夜桜とハーモニカに昭和の時代を思い出す

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東京で仕事をしていた頃、何かにつけて上野公園は良く行きました。

秋葉原駅から歩いたり、時には四谷から歩いたり・・・。

上野公園と不忍池は思い出深い公園です。

中でも、「春の桜と夏の蓮」は、好んで見に出かけました。

そして、趣味の写真を撮りました。

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春の桜で印象に残っているのがハーモニカの演奏です。

桜の時期になると、決まってどこからか現れます。

何となく哀愁を帯びたメロディ・・・に私はじめ皆聞き入りました。

2~3人のグループもあり、桜そっちのけで聞いたことを

なつかしく思い出します。

夜桜の雑踏の中で聞くハーモニカは、格別でした。

もう、20年も前のことですが、桜の頃になると私は決まって、

"上野公園の夜桜とハーモニカ"を思い出します。

バブル前後の昭和から平成にかけてのまだ良き時代でした。

特にコンピュータ関連の仕事は、日常的に人手不足の頃でした。

まさか、こんな閉塞感漂う不況がくるとは考えもしなかった。

まだまだ、"国民全体が中産階級"の意識が実感できた時代です。

昭和から平成に代わり、いつの間にやら20年・・・。

"昔は良かった"の話がでるのは、自分が年をとった証拠かな、と思います。

こんな話は黙っていよう、口に出すまいと思う反面、こらえ性もなく・・・。

でも、肩肘張らずに、自然体で行こう! それが、たそがれ人生だ。

久しぶりに、都はるみの歌う「むかし」でも聴きたい・・・。そんな気分です。

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投稿日:2009年03月22日