アイヌ文様に、アラベスク・唐草模様を思い出す
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早朝NHK「美の壺」で「アイヌ模様」を見る。
一目見たとき、感じたのは「アラベスクに似ている」
デザイン上の共通点があるのでは、と思い食い入るように見た。
興味のある方は、この「アイヌ模様」をクリックしてバックナンバーを参照して
ください。以下は、その内容を私なりにメモしたものです。
民族衣装に見るアイヌ文様の特徴は、大胆な幾何学模様の柄です。
「モレウ」と呼ばれるゆるやかな曲線と
「アイウシ」と呼ばれる植物のとげの文様とを組み合わせることで
無限のパターンを作ることが出来る・・・。
このアイヌ模様を、身の回り品に木彫り彫刻する。
この木彫りに宿る自然の神秘、例えば川の流れに渦巻きを見る
これが大胆にして緻密な渦巻き文様にデザイン化され・・・。
また魚は、ウロコ文様にデザイン化され・・・。
発想の源は、北海道の豊かな自然、その自然を抽象化して「モレウ」に。
そして「アイウシ」は植物のとげを表し魔除けのためだそうですが、
とげがデザイン化された柄を、災いの侵入を防ぐ目的から衣装の開口部、
食器、お盆など に刺繍や木彫りした・・・。
これらの文様を組合せ、個性を引き出しながら無限のパターンを作り出す。
これって、ふと昔なつかしい唐草模様にも通じるかな、とお思い出しました。
気になり、唐草模様を検索してみるとルーツはアラベスクも同じ・・・・。
投稿日:2009年03月03日